夜光貝ミノー製作工程(その1) |
バルサ成形後のロングリップミノーで写真上から
●ワカサギカラー105mm
●ワカサギカラー100mm
●ヤマメカラー100mm
●ヤマメカラー90mm
●ヤマメカラー90mm
●イワナカラー90mm
※このあと、基礎コーティング(ホワイトベース)を何層にも重ねた後に夜光貝(ダイヤモンドカット&手割貼り)をルアーに貼りこみ中核コーティングをさらに何層にも重ねます。
100mmの夜光貝貼り込み後のベースミノーです。
斜め前から見るとこんな感じです。
今までは外観だけのお話をしてきましたので
今回は特別に内部構造をちょっとだけ紹介いたします。
※OPAの70mm以上の大きさのミノーは全てこの重心移動システムで製作されています。
上の写真のようにルアー内部にはシリコン処理された「ウェイト軌道パイプ」が埋め込まれており、ウェイトが軌道部をスムーズに移動でき、ルアーフロント部分に固定された「ネオジム磁石」により後部に移動していたウェイトを瞬時に固定する役目をしています。またルアー後部に固定された「コイル式バネ」によりルアーキャスト後の着水時にワンアクションでウェイトをルアー前方に送りだす働きをしています。さらにこの「コイル式バネ」によりウェイトによるルアーの後部破壊を防ぐ役目も同時にしています。某大手釣具メーカーのマグネット式ルアーは後部にウェイトの力を緩衝するものがないために、ルアー本体の後部破壊が何件も起きているそうです。
●マグネット&バネ式重心移動ルアーの特徴は
①ウェイトが磁石により吸着固定されるためルアーが安定して泳ぐ
②飛距離が他の重心移動ルアーより数段伸びる。(キャストによる遠心力でウェイトが磁石から剥離するのでルアー本体をウェイトが後押しをするような働きがあるので、通常の重心移動ルアーより飛距離が数段伸びる)
③「コイル式バネ」によりルアーキャスト後の着水時にワンアクションでウェイトをルアー前方に送りだす。
④「コイル式バネ」によりウェイトによるルアーの後部破壊を防ぐ。
※このブログで以前紹介したように北海道釣行「イトウ釣り」で抜群の成果をあげているのもこのシステムのおかげでもあると思います。
今回はここまででまた時間がとれたらこの続きを紹介していきます。
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