『蒔絵・螺鈿ランディングネット』 |
『蒔絵・螺鈿ランディングネット』の注文がいくつか入り
「てんやわんや」しておりましたがOPAランディングネットのデザインが一部改定されたことも
ありここにご紹介いたします。
以前よりOPAホームページにて『蒔絵・螺鈿ランディングネット』を紹介しておりましたが
ホームページだけではその全てを紹介することができず、細部のクオリティーまで
知りたいというお客様の声もありましたので、このブログで徐々にご紹介していくつもりです。
銘は『渓蜻蛉』かわとんぼと読みます。 2年ほど前にこのブログで紹介したランディングネットですが
一部デザインと製作方法が変更しています。
改定部分は蒔絵の技法が以前の「平蒔絵」から「高蒔絵」に変更になりました。
高蒔絵は漆を盛り上げて金粉を蒔くという技法で平蒔絵より立体的になり数段手間が掛かります。
また、ネットグリップ下部の水紋の下に菱形の螺鈿象嵌を六箇所ほど施してよりいっそう美しく仕上げています。
螺鈿象嵌部分は全て特選の夜光貝を使用し
トンボの羽根。トンボの目。水紋下の菱形部分に象嵌されています。また下部水紋付近には夜光貝粉を散りばめておりますので光が当たるとキラキラと輝きます。
一般的な蒔絵では貝を指定箇所に貼り付けてその上に貝が見えなくなるほど黒漆を塗り堅め
漆が乾燥してから貝を磨き出すという作業工程ですが
OPAではランディングネットの銘木「花梨玉杢」を生かすために木地を貝の形に木刻して
象嵌=ぴたりと埋め込むというとても手間と技術のようする作業をしています。
グリップサイドには筆文字の『渓蜻蛉』の金粉蒔絵が入っています。
またグリップ裏側には
OPAのロゴと「Japan Quality」&「Tradition Industrial Art Object」という英文が入っています。
『渓蜻蛉』ランディングネットの詳細
仕 様:花梨瘤蒔絵夜光貝螺鈿
グリップ:花梨瘤(銘木)
フレーム:花梨・カーリーメープル・黒檀
サ イ ズ:Mサイズ(内径30cm)
プレート:OPA金属プレート(エッチングによるハンドメイド)
螺 鈿:夜光貝(特A級) 象嵌
蒔 絵:高蒔絵・漆塗り(朱合漆下地・透口漆中塗)
純金粉・純銀粉(純金丸粉・純銀粉)
仕 上 げ:ピアノ鏡面仕上げ
ケ ー ス:和装着物地(しじら織)オリジナル袋
桜の花びらを模した『淡墨桜』=うすずみざくら のデザイン改変も
時間がとれたら徐々にこのブログでご紹介いたします。
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