夜光貝ミノー・製作工程その3 |
ご覧のように大き目のリップをミノー本体と一体化させるための特殊樹脂加工しています。
リップ中央のラインアイは樹脂の中から出ているのでそれが解ると思います。
また、この樹脂加工をすることで今までハンドメイドルアーの弱点であったロングリップの強度はプラスチックで作られたインジェクションルアーとまったく変わらない強度を得ました。
ルアーの腹側から見るとリップの厚みが良く解ると思います。
ハンドメイドルアーの中にも以前よりロングリップを使用したものもありましたが、ルアーシャフトとリップの接合に接着剤を使用していたり、あるいはエポキシ系の樹脂を使用しているルアーが多く、リップ内に気泡が混入したり、白濁色&黄ばみなど見た目にとても綺麗ではないというモノが多いのも事実だと思います。
現在OPAが製作するディープミノーは写真のように強度&と美しさを兼ね備えたものになっていると思います。
ルアー全体を写した写真です。一緒に写しているのはロッククライミングの経験者ならすぐに解ると思いますが、ロープ登昇器で一番有名な「ユマール」です。ヒマラヤ登山には欠かすことの出来ない道具でユマールを使って岩場を登攀(とはん)することを「ユマーリング」ということは有名です。
他の釣り人が降りれない崖下に下降器(エイトカン・など)で降り、まったくの手付かずの場所でいい思いをしたことも数多くあります。そんな場所をユマールを使って昇り返すための道具なんです。
OPAハンドメイドルアー(←このルアーに興味のある方)