蒔絵(まきえ)&螺鈿(らでん)ランディングネット |
でしょうか。携帯に蒔絵を施したもので価格がなんと2,000万円という
驚きの携帯電話。まあ蒔絵&螺鈿の美術品なら100万~500万ほど
するのが相場と考えてもかなりの高額で驚きました。
そんな美術品的価値は別にして蒔絵&螺鈿をあしらったランディング
ネットというものを現在製作しています。見本もできあがっりましたので
ちょっと公開してみます。
上の写真は花梨瘤グリップ部分に桜をあしらった夜光貝での螺鈿象嵌と蒔絵を施しています
銘は『淡墨桜』
桜の国、日本の代表的な桜、『淡墨桜』をモチーフにしています
螺鈿(らでん)というと11月より奈良国立博物館で公開予定の「正倉院展」の国宝「螺鈿紫檀五弦琵琶」が特に有名で19年ぶりの一般公開ということなので一度期間中に観に行こうと思っていますが・・
螺鈿は木地を木刻しそこに夜光貝や白蝶貝といった貝殻を埋め込むという気の遠くなるような
作業を必要としますしさらに貝の加工には熟練した技術が必要になります。
まあ・貝の加工を一度したことのある方ならその難しさは理解されるのではないでしょうか?
上の写真は各工程の概要です。象嵌作業から下地の漆(うるし)塗り、平目金粉の蒔絵から螺鈿作業金粉消での桜花びら蒔絵までです。(工程的にはほんの一部です)
このランディングネットはFlyFisherman & Luermanを対象に9月ごろより販売を開始いたします
くわしくはこのブログで順次公開しますので気になるアングラーは時々チェックしてください。